上村 折乃助 (2代目) カミムラ オリノスケ
- 屋号
- 美吉屋
プロフィール
▼女方。師である上村吉弥の薫陶を受け、上方の女方として、時代物の腰元、世話物の仲居などをきちんと勤めてきた。勉強熱心で、芸には明るさと古風な味わいがある。国立文楽劇場での若手発表会・上方歌舞伎会では、近年、『熊谷陣屋』の藤の方、『彦山権現誓助剱(ひこさんごんげんちかいのすけだち)』毛谷村のお園、『夏祭浪花鑑』の団七女房お梶など、重要な役に次々に取り組んでおり、大塚国際美術館でのシスティーナ歌舞伎の新作でも活躍。さらなる成長が期待される。
〔畑 律江〕
経歴
芸歴
▼1980年生まれ。2001年上方歌舞伎塾第2期修了。5月大阪松竹座『怪談敷島譚(かいだんしきしまものがたり)』の詰袖新造で竹村真吾の名で初舞台。12月上村吉弥に入門し、南座『ぢいさんばあさん』の腰元ほかで上村純弥を名のる。15年12月歌舞伎座『妹背山婦女庭訓(いもせやまおんなていきん)』三笠山御殿の官女茅の局で二代目上村折乃助を名のり名題昇進。