片岡 仁三郎 (初代) カタオカ ニサブロウ
- 屋号
- 松嶋屋
- 所属
- 伝統歌舞伎保存会会員
プロフィール
▼立役。敵役から時代物の四天王、上方歌舞伎の太鼓持まで、堅実な演技で舞台を支え続けている。上方の芝居では、役にふさわしい匂いをにじませる貴重な脇役。ちょっとハスキーな声に特徴があり、師・片岡仁左衛門の後見も神妙に勤め、松嶋屋一門の舞台になくてはならない存在だ。かつて上方歌舞伎会で演じた『封印切』の忠兵衛は忘れがたいが、本興行でも『実盛物語』の矢走仁惣太、『寿曽我対面』の梶原景高など多彩な役どころを好演。
〔亀岡典子〕
経歴
芸歴
▼1964年生まれ。84年10月片岡孝夫(現・仁左衛門)に入門し、御園座『曾根崎心中』の参詣の男で片岡松三郎を名のり初舞台。2008年11月歌舞伎座『盟三五大切(かみかけてさんごたいせつ)』の判人長八実はごろつき五平で初代片岡仁三郎を名のり名題昇進。
受賞
▼2012年重要無形文化財(総合認定)に認定され、伝統歌舞伎保存会会員となる。17年10月『霊験亀山鉾』の藤田下部伴介で国立劇場奨励賞。