松本 幸右衛門 (2代目) マツモト コウエモン

屋号
高麗屋
所属
伝統歌舞伎保存会会員

プロフィール

▼立役。鼻筋が通った二枚目で敵役のよく似合う脇役。鋭い目元と鋭角的な台詞まわしで若手の頃から目立つ存在だった。敵役では『双蝶々曲輪日記(ふたつちょうちょうくるわにっき)』角力場の平岡郷左衛門、時代物の武士では『石切梶原』の梶原方大名、『寿曽我対面』の大名、世話物では『天衣紛上野初花(くもにまごううえののはつはな)』の松江侯の近習大橋伊織、また『与話情浮名横櫛』の赤間子分源次のような渡世人など、容姿を活かした個性的な脇役として活躍している。

〔小野幸恵〕

経歴

芸歴

▼1967年生まれ。88年国立劇場第9期歌舞伎俳優研修修了。4月歌舞伎座『仮名手本忠臣蔵』の大名ほかで小島孝文の名で初舞台。12月松本幸四郎(現・白鸚)に入門し、松本錦弥を名のる。2000年6月歌舞伎座『縮屋新助』の山鹿毛平馬ほかで名題昇進。18年1月歌舞伎座『双蝶々曲輪日記』角力場の平岡郷左衛門で二代目松本幸右衛門を名のる。

受賞

▼1990年11月『国性爺合戦』の下官で、2002年7月『仮名手本忠臣蔵』六段目の猟人めっぽう弥八で、同年10月『霊験亀山鉾』の藤田下部伴介などで、06年12月『元禄忠臣蔵』の下僕甚三郎などで、07年10月『平家女護島』の越中次郎兵衛盛次などで、15年10月『伊勢音頭恋寝刃』の杉山大蔵で国立劇場奨励賞。1998年6月歌舞伎座賞。2002年第八回日本俳優協会賞奨励賞。12年重要無形文化財(総合認定)に認定され、伝統歌舞伎保存会会員となる。

舞台写真

写真をクリックすると拡大画像をご覧いただけます