尾上 寿鴻 (初代) オノエ ジュコウ

本名
木田靖男
屋号
音羽屋
定紋
四ツ輪、抱き柏
生没年月日
昭和14(1939)年10月19日〜平成29(2017)年03月09日
出身
東京都
所属
伝統歌舞伎保存会会員

プロフィール

大柄でやや丸みのある体躯に、ちょっとハスキーな大きな声。茫洋とした雰囲気に、巧まざる愛嬌があった。江戸の市井の町人や無骨な武士がよく、『寿曽我対面』の大名、『番町皿屋敷』の幡随院の子分、『御所五郎蔵』の土右衛門の門弟など、憎体な敵役が役どころだった。『盟三五大切』のますます坊主の不思議な味が記憶に残る。『半七捕物帖―春の雪解』の女隠居などは抱腹絶倒の逸品で、得難い脇役の一人だった。最後の舞台は平成27年11月歌舞伎座『元禄忠臣蔵 仙石屋敷』の間瀬久太夫。

経歴

芸歴

昭和31年3月二代目尾上松緑に入門。同年6月明治座で尾上松四郎を名のり『傾城反魂香』将監閑居の場の百姓で初舞台。昭和49年2月歌舞伎座で尾上寿鴻を名のり名題昇進。昭和54年4月伝統歌舞伎保存会会員の第五次認定を受ける。

受賞

昭和47年5月、平成4年4月国立劇場奨励賞。昭和59年2月松竹社長賞。同年3月歌舞伎座優秀賞。平成8年第十五回眞山青果賞助演賞。

舞台写真

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