市川 升三郎 (4代目) イチカワ マスサブロウ
- 屋号
- 成田屋
プロフィール
▼立役。鼻筋の通った細面に切れ長の眼が印象的。背が高く手足の長い現代青年で、十二代目市川團十郎に入門して立廻りで活躍し、師の後見も真摯につとめてきた。名題に昇進して、いまや成田屋一門の中堅として活躍するようになった。夏の勉強会にも積極的に参加し、『与話情浮名横櫛』源氏店の与三郎や『寿曾我対面』の曽我十郎、『すし屋』のいがみの権太など、数々の大役に挑戦。これからもさらなる精進が望まれる。
〔浅原恒男〕
経歴
芸歴
▼1981年生まれ。98年2月十二代目市川團十郎に入門し、市川升一を名のる。5月歌舞伎座『御存鈴ヶ森』の雲助で初舞台。2018年5月歌舞伎座『雷神不動北山櫻(なるかみふどうきたやまざくら)』の桂文之丞で四代目市川升三郎を名のり名題昇進。