坂東 竹之助 (3代目) バンドウ タケノスケ
- 屋号
- 音羽屋
プロフィール
▼女方。師である坂東竹三郎の薫陶を受け、上方の女方として、腰元、仲居、女房などをきちんと勤めてきた。芸熱心で、2018(平成30)年8月に大阪・大丸心斎橋劇場で初の自主公演「第一回 竹之助の会」を開催。戦前に上方の名優たちのために書かれた『船場繪暦 歌しぐれ』を75年ぶりに復活上演し、人目をしのんで娘のもとに戻ってくる母親という難役を演じた。落ち着いた雰囲気を持ち、深い情のこもった表現を目指して精進を続けている。
〔畑 律江〕
経歴
芸歴
▼1986年生まれ。2003年上方歌舞伎塾第3期修了。7月大阪松竹座『義経千本桜』の捕手ほかで柴原永太朗の名で初舞台。10月五代目坂東竹三郎に入門し、12月南座『華果西遊記』の蜘蛛四天で坂東竹朗(たけあき)を名のる。15年2月大阪松竹座『嫗山姥(こもちやまんば)』の腰元越路ほかで三代目坂東竹之助を名のり名題昇進。
受賞
▼2018年8月十三夜会賞奨励賞。