中村 蝶紫 (初代) ナカムラ チョウシ

屋号
萬屋

プロフィール

▼女方。落ち着いた色気があり、時代物・世話物の腰元や新造などが似合う。夜鷹や女郎のような役も巧み。師・中村獅童が忠太郎を勤めた『瞼の母』の老婆は、萬屋錦之介公演で初舞台を踏んだ経験が活きてか、人生の悲哀が滲んで味があった。伝統歌舞伎保存会研修発表会では『熊谷陣屋』の相模に挑戦。『身替座禅』の小枝やコクーン歌舞伎『四谷怪談』の乳母、オフシアター歌舞伎『女殺油地獄』の太兵衛など抜擢にも応えている。

〔内河 文〕

経歴

芸歴

▼1969年生まれ。92年8月萬屋錦之介日本縦断公演で初舞台。93年2月中村歌昇(現・又五郎)に入門し、4月歌舞伎座『元禄忠臣蔵』大石最後の一日の細川家諸士で中村蝶紫を名のり歌舞伎の初舞台。2002年1月から中村獅童一門となる。07年12月歌舞伎座『ふるあめりかに袖はぬらさじ』の日本人遊女松島で名題昇進。

舞台写真

写真をクリックすると拡大画像をご覧いただけます