市川 猿翁 (2代目) イチカワ エンオウ
- 屋号
- 澤瀉屋
- 定紋
- 澤瀉、三ッ猿
- 生没年月日
- 昭和14(1939)年12月09日〜令和5(2023)年09月13日
- 出身
- 東京都
- 所属
- 伝統歌舞伎保存会会員
プロフィール
経歴
芸歴
▼1939年12月9日生まれ。三代目市川段四郎の長男。47年1月東京劇場『壽式三番叟』の附千歳で三代目市川団子(だんこ)を名のり初舞台。63年5月歌舞伎座『吉野山』の忠信、『黒塚』の鬼女などで三代目市川猿之助を襲名。2012年6・7月新橋演舞場で二代目市川猿翁を襲名。
受賞
▼1965年度第十一回テアトロン賞。69年8月御園座『凄艶四谷怪談(せいえんよつやかいだん)』などの成果で名古屋演劇ペンクラブ年間賞。72年重要無形文化財(総合認定)に認定され、伝統歌舞伎保存会会員となる。76年度芸術選奨文部大臣新人賞。78年12月中日劇場「猿翁十種集特別舞踊公演」の成果で名古屋演劇ペンクラブ年間賞。79年11月サンシャイン劇場『奥州安達原』の企画・演出で芸術祭優秀賞。80年第一回松尾芸能賞優秀賞。82年10月新橋演舞場『新装鏡山再岩藤(かきかえてかがみやまごにちのいわふじ)』の演出・演技で芸術祭優秀賞。83年度第二十五回毎日芸術賞。87年第八回松尾芸能大賞。同年パリ市ベルメイユ賞、ルアーブル市名誉市民章及びオフィシエ勲章を受章。87年度第六回都民文化栄誉章。89年度芸術選奨文部大臣賞。89年5月中日劇場『リュウオー』の成果で名古屋演劇ペンクラブ年間賞。94年外務大臣表彰。96年第十五回眞山青果賞大賞。同年第四十四回菊池寛賞。97年第四回読売演劇大賞優秀男優賞。98年第六回読売演劇大賞優秀演出家賞。2000年紫綬褒章。同年宙乗り五千回達成に対してギネス認定。01年度第十八回浅草芸能大賞。03年第三回朝日舞台芸術賞特別賞。10年文化功労者。13年第二十二回モンブラン国際文化賞。
著書・参考資料
▼著書『演者の目』(1976年、朝日新聞社)、写真集(平沢一郎写真)『翔 市川猿之助写真集』(80年、ダイナミックセラーズ)、著書『猿之助の歌舞伎講座』(84年、新潮社)、著書『猿之助修羅舞台』(84年、大和出版)、写真集(稲越功一写真)『市川猿之助』(93年、講談社)、写真集『PASSION-市川猿之助と二十一世紀歌舞伎組』(97年、NHK出版)、著書(横内謙介著)『夢みるちから-スーパー歌舞伎という未来』(2001年、春秋社)、『三代目 猿之助の絵』(12年、講談社)