中村 米吉 (5代目) ナカムラ ヨネキチ

屋号
播磨屋
定紋
揚羽蝶

プロフィール

▼愛らしく可憐な容姿。ちょっとふっくらした顔立ちに気品が同居、歌舞伎に必要な古風さとその裏腹の現代性も感じさせる躍進著しい女方。父は立役の実力派・中村歌六。だが、女方に進んだのは素晴らしい選択だった。娘役では『石切梶原』の梢のけなげさ、傾城では『対面』の少将や『御所五郎蔵』の逢州の艶やかさ、時代物では『絵本太功記』の初菊の初々しさも目に残る。今後、『引窓』のお早をはじめ女房役も増えていくだろう。立役でも二枚目を中心に活躍中。

〔亀岡典子〕

経歴

芸歴

▼1993年3月8日生まれ。中村歌六の長男。2000年7月歌舞伎座『宇和島騒動』の武右衛門倅(せがれ)武之助で五代目中村米吉を襲名し初舞台。15年1月浅草公会堂『一條大蔵譚(いちじょうおおくらものがたり)』奥殿の常盤御前ほかで名題昇進。

受賞

▼2016年10月『仮名手本忠臣蔵』二段目の本蔵娘小浪で、17年3月『伊賀越道中双六』の幸兵衛娘お袖で国立劇場奨励賞。15年3月南座『鳴神』の雲の絶間姫で十三夜会賞奨励賞。

舞台写真