助高屋 小伝次 (2代目) スケタカヤ コデンジ

本名
長谷川寿朗
屋号
助高屋
定紋
丸に小槌、小槌車に水
生没年月日
明治42(1909)年01月22日〜平成4(1992)年02月20日
出身
東京・浅草

プロフィール

面長の古風な役者顔に、上品で落ち着いたせりふと物腰。温和な中に一本筋が通った老人を演じて独特の雰囲気があった。時代物、世話物を問わず、いっとき老け役の大役を専売にしていた感すらある。『石切梶原』の六郎太夫、『実盛物語』の九郎助、『義経千本桜』「すしや」の弥左衛門、そして尾上鯉三郎の亡くなったあとの『白浪五人男』浜松屋の主人幸兵衛。『鏡獅子』の幕開きの家老の白い足袋のきっちりとした印象。端正で、穏やかな人柄が芸にも滲んでいたが、そこは年輪で、老いの哀れや喜びが自然な存在感の中に浮き出て、役の味合いになっていた。壮年期にも佳品が多く、昭和29年10月歌舞伎座で二代目尾上松緑と三代目市川左團次によって上演された『人情噺小判一両』では、浪人小森孫市の役を好演。当時の大谷竹次郎松竹社長が激賞したという。

【秋山勝彦】

経歴

芸歴

養父は七代目澤村訥子。大正2年3月澤村茶目丸で帝劇『逆艪』の駒若丸で初舞台。大正14年4月浅草御国座で澤村春之助と改名。昭和2年5月名題昇進。昭和2年7月歌舞伎座『佐野の八つ橋』の茶屋娘で二代目助高屋小伝次襲名。十五代目市村羽左衛門一座から昭和22年菊五郎劇団に加入。昭和40年4月伝統歌舞伎保存会会員の第一次認定を受ける。

受賞

昭和58年勲五等双光旭日章。昭和60年12月『一本刀土俵入』清大工で国立劇場優秀賞。昭和63年第25回俳優祭にて日本俳優協会功労者表彰。平成2年9月『実盛物語』百姓九郎助で歌舞伎座松竹社長賞。

舞台写真

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