中村 芝寿弥 (初代) ナカムラ シズヤ

本名
垰本敏光(たおもと・としみつ)
俳名・舞踊名
俳名は湯水
屋号
成駒屋
定紋
祗園守、裏梅
生没年月日
昭和32(1957)年11月21日〜平成14(2002)年08月04日
出身
広島県

プロフィール

国立劇場の研修生出身で、七代目中村芝翫の弟子の中でもすらりと綺麗な女形だったが、言葉にならない、どこかに内面からにじむクセが感じられた。白地の薄物に身を包んだ町娘姿がもの寂しげで、独特の印象を与えた。これからという40代半ばでの死は本人にとっても不本意だったろう。

【小宮暁子】

経歴

芸歴

国立劇場第4期歌舞伎俳優研修修了生。昭和53年11月『元禄忠臣蔵』の目附下役などで本名で初舞台。昭和54年4月七代目中村芝翫に入門、歌舞伎座『新薄雪物語』の奴で中村芝寿弥を名乗る。平成10年4月名題試験合格。同年11月歌舞伎座『紅葉狩』の侍女若葉ほかで名題昇進披露。

受賞

昭和55年12月『玉藻前曦袂(たまものまえあさひのたもと)』の腰元で国立劇場奨励賞。

舞台写真

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