加賀屋 鶴助 (初代) カガヤ ツルスケ

本名
松本英輔
屋号
加賀屋
定紋
梅八ツ藤
生没年月日
明治36(1903)年08月03日〜平成3(1991)年10月21日

プロフィール

五代目中村歌右衛門に入門し、その長男五代目中村福助づきとなり、福助没後は六代目中村歌右衛門づきとなり、三代にわたって成駒屋に尽くした。ことに六代目歌右衛門の『京鹿子娘道成寺』『鷺娘』などの引き抜きで名人芸を見せた。自身で最初に引き抜きをつとめたのは、芝翫時代の歌右衛門が戦後初めて大阪で『京鹿子娘道成寺』を演じたときで、以来、歌右衛門の踊りには必ず付き添い、小柄な姿でひっそりと正座し、鮮やかに衣裳を引き抜いて後見のお手本と言われた。昭和28年11月歌舞伎座で昭和天皇の天覧歌舞伎が催されたときも後見をつとめている。歌右衛門からは「役者としての味を持った人」と評された。

【粟屋朋子】

経歴

芸歴

大正7年明治座中村福枝で初舞台。昭和5年10月歌舞伎座『白石噺』の新造で二代目中村歌女三郎と改名、名題昇進。昭和32年1月歌舞伎座『野崎村』の後家と『御所五郎蔵』のさつきの番頭新造で加賀屋鶴助と改名、幹部昇進。昭和40年4月伝統歌舞伎保存会会員の第一次認定を受ける。

受賞

昭和56年10月日本俳優協会功労者表彰。昭和61年記録作成の無形文化財に指定。昭和62年勲五等双光旭日章。昭和63年3月『隅田川花御所染』尼妙林で国立劇場賞特別賞。平成2年日本演劇協会主催の演劇功労者表彰。

舞台写真