中村 藤太郎 (2代目) ナカムラ トウタロウ
- 本名
- 藤間充良
- 俳名・舞踊名
- 舞踊名は藤間流分家家元・三代目藤間大助
- 屋号
- 成駒屋
- 定紋
- 祇園守
- 生没年月日
- 昭和4(1929)年01月07日〜平成4(1992)年11月21日
プロフィール
初代藤間紫の実弟で、弟は現・中村東蔵。一時は弟とともに六代目中村歌右衛門の芸養子の格で中村藤太郎を名乗っていた。披露狂言の『団子売』をはじめ『蝶の道行』の小槇と助国や『賤機帯(しずはたおび)』の狂女と舟人など、歌右衛門とコンビで踊っている。端正な人柄そのままの芸風で、のちに再び藤間大助の名で舞踊界に復帰、藤間流宗家の分家として活躍した。舞踊家として再出発してからも、独特の品格ある素踊りの魅力は格別だった。国立劇場歌舞伎俳優研修の舞踊講師もつとめ、その指導力は高く評価された。
【秋山勝彦】
経歴
芸歴
六世藤間勘十郎(二世勘祖)の養子で、芸名藤間大助。六代目中村歌右衛門の芸養子となり、昭和34年4月歌舞伎座『京鹿子娘道成寺』の所化と『団子売』の杵蔵で二代目中村藤太郎を名乗り初御目見得。