尾上 菊伸 (初代) オノエ キクノブ

屋号
音羽屋

プロフィール

▼立役。『め組の喧嘩』の鳶の者や『四の切』の荒法師など、菊五郎劇団の立廻りに欠かせない存在。四角い輪郭と小さな目に茶目っ気があり、世話物の『白浪五人男』の手代や『曽我綉侠御所染(そがもようたてしのごしょぞめ)』の按摩などはピッタリ。伝統歌舞伎保存会研修発表会での『御所五郎蔵』の土右衛門や『文七元結』の長兵衛に日頃の勉強が活きた。2019年8月歌舞伎座『新版 雪之丞変化』では狂言回しの鈴虫役に抜擢、熱演をみせた。

〔内河 文〕

経歴

芸歴

▼1974年生まれ。1999年5月尾上菊五郎に入門し、6月博多座『切られ与三』の貝拾いの男、『毛剃』の奥田屋若い者で尾上音之助を名のり初舞台。2014年9月名題適任証取得。20年4月尾上菊伸を名のり名題昇進。

受賞

▼2011年1月『四天王御江戸鏑』の立廻りで国立劇場奨励賞。14年1月『三千両初春駒曳(さんぜんりょうはるのこまひき)』の立廻りで、15年1月『南総里見八犬伝』の立廻りで、16年1月『小春穏沖津白浪(こはるなぎおきつしらなみ)』の立廻りで、17年1月『しらぬい譚(ものがたり)』の立廻りで、18年1月『世界花小栗判官』の鬼鹿毛で国立劇場特別賞。

舞台写真

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